9.生き方について(一)

キリスト教の生き方の手本になるのはご存知のように、「心を尽くし、精神を尽し、思いを尽してあなたの神である主を愛しなさい。又隣人を自分のように愛しなさい」そこに聖書の教えが全部含まれているのですが、もう少し具体的にするために有名な“モーゼの十戒”があります。
最初の三つの掟は、神と人間との関わりについて書いてあります。四番目から最後までの掟は人間同士の関係について書かれています。それはどんな人間にも心に刻まれていますので、分かりやすいでしょう。おそらくちょっと難しいのは、神を愛することではないでしょうか。それで今回最初の三つの十戒について、一言申し上げたいと思います。まず、
第一戒「私は神である。神以外の他のものを拝んではならない」
つまり神の存在を認めて、神を“一番の隣人”だと思って信頼と愛情を神に表すことではないかと思います。
第二戒「神の御名みなをみだりに言ってはならない」
つまり神に対する尊敬の気持ちを態度で示すことは、一つの愛の形ではないかと思います。
第三戒「安息日を聖とせよ」
今で言えば日曜日は神の日として、まず神のことを優先しなさいという意味ではないでしょうか。モーゼも教会も一つの具体的なこととしては、神の日には仕事を休むこと、そして共同体として神を賛美することでしょう。
まとめて言えば、神を愛するというのは、神を信じ、尊敬し、そして神のために時間を取っておくことでしょう。現代社会では、これを守るのは難しいですが、しかしミサに与りたいと思えば、その方法はきっと見つかるでしょう。与りたくないのであれば、色々なことを神よりも優先するでしょう。