6.マリア(2)

先月マリアのお告げについて書きましたが、お告げの後、ルカとマタイの福音書にはいろいろな出来事が示されています。例えばマリアの親戚エリザベトへの訪問、ナザレトからベツレヘムまでの旅、馬小屋でのお産、羊飼いと三人の占星学者が訪れた事、神殿におけるシメオンとアンナとの出会い、ヘロデ王から殺されないように難民でエジプトに逃げた事、などが書かれています。そしてナザレトに戻って普通の家庭生活をしながら、イエスを“神と人とに愛されるように”育てました。イエスが公生活を始めるまで、福音書は沈黙を保っています。一つのこととして、イエスが十二歳になり、マリアとヨゼフと共にエルサレムへ巡礼に行った事しか書いてありません。

これらの出来事は小さな出来事ですが、そこに考えさせることがたくさんあります。例えば一つ言えることは、マリアはご自分の子が神の力によって授けられたことは分かったのですが、でもその子がどんな大人になるか、神がイエスにどんな使命を与えたかなどは、マリアにとっても謎だったのです。

マリアはイエスのことが分からなかったり、心配したり、驚いたりしながら、ずっとイエスを見守っていて下さったことが、私にとって一番気に入るところです。皆さんにとっては?