7月 「80の季節」

80年前、米畑に囲まれたイタリアの小さな村に生まれました。20歳になって神学校に入り、26歳で教区司祭になった後、2ヶ月経ってからミラノ会に入りました。そして27歳の時日本に初めて足を踏み入れました。その時から53年が経ちました。自分の人生を振り返りますと改めて感じることは、時間の速さと共に神への感謝の気持ちです。嬉しかったこと辛かったことは、今すべて大事な思い出になっています。
この年になって自分の体力と知力が大分衰えてきても、まだ少し神と人のために役に立てるのが大きな恵みだと感じています。今まで神から祝福されていましたが、もう少し色々な願いをしたいと思います。
主よ、残された力によって働き、感謝しながら信頼を持って、誰でも温かく迎えることが出来ますように。
今の世界も人々もそして自分自身もそのまま受け入れますように。
利己的で、暗い、不満ばかりの老後の生活から救って下さい。
又、やさしい、強い、謙虚な心をお与えください。
無関心な人に出会っても落胆しない心をお与えください。
主よ、父母と80年間を支えて下さったすべての人にたくさんの恵みをお与えください。
又自分の愚かさによって傷つけた人がいればお許しください。
いつかあなたに会えたら、私の罪ではなく、あなたの憐れみによって、私を抱きながらあなたの幸せの国に入れて下さい。
皆さん、私の80年のなかの14年間、辛抱強く私を受け入れて下さったことを心から感謝いたします。80歳になって、本当は皆さんに“お世話になりました”と言って引退すべきですが、もう少しお邪魔しそうなので、この無力で欠点だらけの老神父と共に、神の栄光と、教会が“地の塩 世の光”になるように求めながら、毎日の祈りに支えられ、イエスと共に頑張ろうではありませんか!