5月「淋しさと嬉しさ」

今月のことを考えますと、特に私にとってひとつの淋しいことと、もう一つの嬉しいことがあると言えると思います。
淋しいことは、神父として教会で働いてから48年になりますが、今年初めて初聖体を受ける子どもがいないということです。その原因は教会において若いカップルが少なくなったことと、出生率は信者の中でも世間並にとても低いということを表わしていると思います。未来の教会の発展の為にこれはよい印と言えないので・・・心配です!

嬉しいことは、自分の叙階50周年の記念日です。司祭になってから50年が経ち、長い年月のように見えますが、過ぎてしまったらとても短かったと感じます。青年の時はあまり神父になりたくなかったのですが、今となっては感謝の念に堪えません。

言うまでもなくまず神に感謝すべきでしょう。ただ何故私を?“熱くもなく、冷たくもない”私は黙示録によりますと(3章16節)神から嫌われるはずなのに・・・不思議でしかたありません!

その次に感謝すべきなのは、親と妹でしょう。親は私が宣教師になることは辛かったと思いますが許してくれたし、妹が親の面倒をずうっとみてくれたことによって、私は安心して自分の使命を果たすことができたのです。
三番目に感謝すべきなのは、自分の人生に出会ったすべての人です。喜ばせた人も悲しませた人も皆、人間として司祭としての成長に無意識にでも役に立ってくれたと思います。その中で特にどんな教会でもいつも献身的に手伝ってくれたたくさんの信者の皆さんに心から感謝致します。

最後にこの6月はイエス様のみ心の月なので、その心に私たちも益々似るように祈りながら頑張りましょう。

マリオ・バラーロ神父