5月 Christus vivit

皆さん、4月21日、主のご復活と片瀬教会献堂80周年をともに祝うことができたことをありがたく思っております。典礼では、復活の主日は、復活の聖なる徹夜祭に始まり、日中のミサで続きます。この度、復活の聖なる徹夜祭に10名の新しい兄弟姉妹を迎える喜びを与えてくださった父である神さまに心から感謝します。つねに先に来るのは、わたしたちではなく、神の愛です。今でも、十字架上で亡くなられた御子イエス・キリストを三日目に復活させられた父である神さまは、わたしたちを含めて、すべての人を愛し続けておられます。
復活の聖なる徹夜祭にルカによる福音書からとられた「福音朗読」(ルカ24・1-12参照)は、「復活の物語」を示しました。「主の復活」は「週の初めの日」(24・1)、すなわち日曜日の朝の出来事です。金曜日の夕方、主イエスの遺体が納められていた「墓」は、「週の初めの日」に「空」になっていました。「婦人たち」が「墓の中に入っても、主イエスの遺体が見当たりませんでした」(24・3参照)。主イエスが復活されたからです。「輝く衣を着た二人の人が」(24・4参照)現れて、彼女たちに言いました。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ」(24・5b-6a)。金曜日の午後3時ごろ、十字架上で亡くなられた主イエスが、三日目に、「週の初めの日」に復活されました。主イエスは復活されて、永遠に生きておられます。「Christus vivit」。
 「若者、信仰、そして召命の識別」をテーマに、2018年10月3日から28日までバチカンで開催されたシノドス(世界代表司教会議)後の使徒的勧告「Christus vivit」が4月2日に公表されました。4月2日は、若者を特別に大切にした「聖ヨハネ・パウロ二世教皇」の命日でした。フランシスコ教皇様は、「神のお告げの祭日」の3月25日にイタリア・ロレート巡礼聖堂を訪問し、使徒的勧告「Christus vivit」に署名されました。「Christus vivit(クリストゥス・ビビト)」は、ラテン語で「キリストは生きておられる」を意味します。
 使徒的勧告は、若者たちとすべての神の民に向けられています。フランシスコ教皇様は、書き出しでこう書いておられます。「キリストは生きておられます。キリストはわたしたちの希望、この世界で最も美しい若さです。キリストが触れるすべてのものは、若返り、新たにされ、いのちにあふれます。ですから、わたしは一人ひとりの若いキリスト者にこの最初の言葉を向けたいのです。キリストは生きておられ、あなたが生きることを望まれる、と!」(1)。
 皆さん、「若者たち一人ひとりの心は、神聖ないのちの種がまかれた“聖なる土地”と見なされるべきなのです」(67)という言葉を心に刻んで、よりいっそう青少年の司牧を大切にしながら、教会生活に関わっていない青少年にまず「温かいまなざし」を向けましょう。