4月 あったから感謝

由比ガ浜教会へ引っ越しするまであとわずかな時間しかないのに、片瀬から離れることの実感がわいてきません。何故でしょうか。もしかしたら場所が変わっても、いつも片瀬教会にいるような感じがするかもしれません。やはり16年間皆さんと共に過ごした時間は、簡単に忘れることはできないでしょう。

イタリアには“La lontananza”という古い歌があります。そこには次のような言葉が書いてあります。“離れて暮らすのは風のようなものです。小さな火は消されますが、大きなのは火事になります。” 16年間育てられた信仰と友情とに基づいた繋がりは、離れることによって消えてしまうか、もっと強いものになるかは人によって違うでしょう。私にとってはもっと強いものになりそうな気がします。

今までいろいろな教会に関わってきましたが、すべて特徴がありすべて懐かしく思います。片瀬教会は私にとって神の言葉を一番大勢の人に伝えることが出来た教会なので、宣教師としての使命を感じさせたところだと言えるでしょう。又皆さんは私を温かく迎えて下さったし、たくさんの素晴らしい信者を見て励まされたこともありました。又一生懸命協力してくださった信者の皆さんには心から感謝を致します。

別れるのはいつも苦しくて寂しいことですが、ガンジーは次のようにおっしゃいました。「無くなったから寂しくなるのではなく、あったことに感謝しなさい」 と。
ですから16年間一緒にいたから離れるのが悲しくなるのではなく、16年間一緒にいたことを神に感謝しましょう。もしその間だれかを傷つけたことがあったとしたらお許しください。逆に私を悲しませた人がいたら心から許します(しかしそのようなことの覚えはありません)。

今度いらっしゃる神父様と共に、神の国と教会の発展のために力を合わせて頑張って下さい。さよならと言いたくないので、また会いましょうと言いながら、長い間お世話になったことを心から感謝致します。