21.パウロ(1)

去年の1月から「聖書における人物」の紹介の中に、聖母マリアとペトロについてちょっと書き始めましたが、カトリック教会においてペトロは重大な役割があるので、教会について何回か書きました。今月からもう一度、「聖書の人物」の紹介を続けたいと思います。
十二人の使徒ではありませんでしたが、パウロという人物は宣教活動と手紙をもって新約時代において一番大事な人物だったといえると思います。パウロは、イエス様がこの地上で生きた時には会うことがなかったでしょう。何故かというと、パウロはキリキアのタルソ(現在トルコにあたる)の町で生まれ育ったからです。親はユダヤ人でしたが、パウロはユダヤ人でありながら、ローマ帝国の国籍を持っていました。大人になってからエルサレムの町でファリサイ人として勉強をしながら、キリスト教に激しく反対しました。キリスト教の最初の殉教者であるステファノの殺害に直接に参加できないので、(おそらく30歳にまだなっていなかったのでしょう)石殺しをしている人達の服の見張り役をしていました。西暦34年~36年頃、ダマスコにキリスト信者を逮捕するために向かう途中で、パウロは奇跡的に回心させられました。
次号に続く