20.物語と系図

旧約聖書の初めに創世記という本があり、その最初の11章にはいろいろな物語が紹介されています。その物語は子どもっぽく見えるのですが、人間が持っている様々な疑問に応えようとしていたのです。
たとえば宇宙と人間は何処から出てきたのかという疑問に応えて、創造の物が言おうとしていることは、神が宇宙万物であり、命そのものであることを教えています。
同じように、アダムとイヴの物語をもって、なぜ良い方である神にも関わらず悪、苦しみ、罪などがあるか、その原因は神にあるのではなく人間の不完全さによって生じているのだと考えるように教えようとしています。
昔はこのような物語は、歴史的な出来事として受け入れていましたが、研究と科学の進歩によって、その物語は歴史を語るのではなく、その意味だけが聖書の教えだとわかってきました。つまりもっと正確に旧約聖書の中身を理解するようになりました。

又その創世記の最初の11章の中に、色々な系図が書いてあり、その系図によってユダヤ人達は、自分達の民族が最初の人間につながっていることを強調したかったようです