2月「天使でもない、悪魔でもない」

毎年2月には信徒総会が行われます。総会といっても、ほとんど前の年の活動と会計の報告と新委員の紹介のことで終わってしまいます。総会の時、特別なことを決める場ではないし、限られた時間では大した反省もできないままに、たいてい終わってしまいます。もう少し有益なものにすればよいのですが、結局どうしたらよいかわからないままで、いつも同じパターンで行なってしまいます。しかし私たちの共同体に対する気持を、反省させるきっかけになるのではないかと思います。

良い共同体を作るためにまず、一つの欠かせないことは、互いに信頼を持つことでしょう。
又自分と他の信者の弱点と足りなさを受け入れながら、互いに赦し合う姿勢を持つことではないかと思います。
どんな共同体でも、そのメンバーの優しさ、小さな親切、心遣いなどによって作りあげられているでしょう。共同体はみんなの働き、犠牲、祈りによって生かされているのです。あまり相手に大きな期待と要求を求めるよりも、ただ共に歩み助け合うことです。

教会という共同体には、昔も今もただ良いことばかりがあったとは言えません。素晴らしいことと共に、失敗と罪を見つけるでしょう。時々教会のいやなことを思い出し、ある人はがっかりして、やる気がなくなるかもしれません。しかしどんな木にも良い実と共に、むしばまれた実もあるでしょう。それだからといって、その木を切り倒す人がいるでしょうか。

神が百パーセント完全ではない人を拒んだら、天国では、独りぼっちになってしまうでしょう。教会という共同体でも同じです。私たちは天使でもなければ悪魔でもありません。ただ自分達の弱さを背負いながら、もう少しましな神の家族を作り出すようにあこがれている人達なのではないでしょうか。

マリオ・バラーロ神父