1.アブラハム

アブラハムは4000年位前、現代のイラクとイランの国境にあるウルというところに住んでいて、唯一の神に対する信仰を持っていて、その神から一つの使命を受けたのです。

聖書に次のように書いてあります。

『あなたは生まれ故郷父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にする。』(創世記12.1~2)

その言葉に基づき、故郷を去って西の方へ向かったのです。色々なところを回りましたが、最終的にカナン(現代のイスラエル)に留まったのです。

しかし約束された“あなたを大いなる国民にする”ということがあったにも関わらず、子供がいませんでした。しかしアブラハムは信じ続けました。やっと奥さんのサラからイサクという男の子が生まれます。

しかしイサクが12歳になった時、神からそのイサクをいけにえとして捧げるように命じられます。あの当時はどの民族でも神にいけにえを捧げる習慣があったので、アブラハムは神がこのようなひどいことを命じるはずがないと思わなかったので、苦しくてもイサクを捧げようとしました。しかし神が使いを送って止められたのです。

そのようなことで、つまり場所も知らず神を信じて出かけたこと、年をとっていて子供がいないのに神の約束を信じたこと、そして唯一の子供まで神に捧げようとしたことなどで信仰の模範となったのです。そして彼はユダヤ民族の太祖でありながら、三つの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)において“信仰の父”として認められている人物なのです。