13.聖徒の交わり(2014年1月)

信仰宣言の時、”教会を信じ”と唱えたすぐ後に”聖徒の交わり”を信じますと唱えます。聖徒の交わりというのは、キリスト信者が互いに精神的にも物質的にも恵みを家族のような気持ちで分かち合うということです。最初はエルサレムの教会において、その模範が見られると思います。(使徒行録 2.42~45参照)

そこにまず洗礼と聖体の秘跡を通して信者の絆が生まれ育てていきました。又それぞれ持っていた才能、働きなどによって互いに役に立ちました。その上、すべてを共有していたと書いてあります。(使徒行録4.32)
つまり初代教会には、物質的な面でも一つの家族のように互いに助け合っていたのです。

信者の交わりの考えは、いろいろな聖書の言葉に表れています。
たとえば「わたしたちのなかには誰一人自分の為に生きる人はなく、だれ一人自分のために死ぬ人もいません。」(ローマ14.7)
また「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」(コリント第一の手紙12.26)などです。
その交わりは生きている人達の間だけではなく、亡くなった人達にも通じるのです。その意味で、私達は亡くなった人の為にもミサと祈りを捧げるし、神のもとに戻った人に祈りを求めます。一言でいえば、”聖徒の交わり”というのは、愛の実践そのものだと言えるでしょう。