12.第二バチカン公会議(一)

1962年~65年の間、カトリック教会において第二バチカン公会議が召集されました。公会議というのは全教会の司教様を中心として大事な問題について話し合う又は決める大事な集まりです。第二バチカン公会議は21番目の公会議で、21世紀に向かってどの様に人々にキリストの教えを伝えたらよいかがテーマでした。その結果として教会の中は色々変わってきました。最初に信者が一番感じた変化は典礼のことでした。何故かというとラテン語から各国の言語に変わったからです。それに関連してグレゴリアン聖歌をほとんど歌わなくなったので、日本では独自の歌が作られたのです。それは典礼聖歌と呼ばれています。実際問題として多くの教会では昔のカトリック聖歌と新しく作られた聖歌も歌っています。又信者は(性別に関係なく)主任司祭の許可をとって、ミサの時にご聖体を配ることができるようになり、又病人にも自宅へご聖体を届けることができるようになりました。

もう一つの変化は教会に関するものでした。その時まで教会はピラミッド型(教皇様、司教様達、司祭、信徒)のようなものと考えられていたのです。第二バチカン公会議の後、教会は“神の民”と呼ばれ、信者は洗礼によって教会の一員であるということが強調されました。そこに聖職者の役割があれば、信徒の役割もあるということがはっきりされました。難しい言葉で言えば“信徒使徒職”といいます。つまり信徒は自分の置かれたところで、例えば家庭、職場、地域社会などで信仰を証しし、キリストの考え方を生かしておくということです。それと同時に、教会内部にも変化がありました。つまり司祭から指導があれば動くということではなく、司祭と共に教会の使命を果たしていくことになったのです。