11.教会(1)新しい民(2013年11月)

人間の中にあって、イエスは人間として振る舞ったのです。
人間は一緒に暮らすものですから、神が旧約時代においてなさったように、イエスも一つの民をお作りになりました。初めは小さなグループでしたが、慰めの多い大きな約束をお与えになったのです。

恐れるな、小さな群れよ、
 父があなたたちに、御国の鍵を与えるであろう
(ルカ12.32)

イエスがこの民に対して、ただ先のことを見通していらっしゃっただけでなく、前もってそれに気を配ったことを示すしるしが多くあります。

イエスが亡くなる前に、大規模な組織を作り上げたと考えることは勘違いでしょう。イエスは預言的な教師として、まず人の心を探し求めたのです。しかしイエスは単なる言葉を述べ伝える偉大な預言者であったのではなく、人間の共同体を作ろうとされたのです。
イエスによって新しい民が生まれ、そして全人類がそれに加わるように望まれたのです。しかしここで大切なのは、そこに加わるのに必要なことは、種族または生まれではなく、自分の足りなさを認めることと、神の国を受けるのに心開くことだったのです。