11月「マララ」

マララ ユスフザイ(16歳)は、2010年10月9日にイスラムのテロリストグループであるタリバンから銃撃されました。何故かというと、女性の教育を受ける権利の為に積極的に戦い、英BBCのブログで勉強する女性に対するタリバンの攻撃を批判したからです。残念ながら今年のノーベル平和賞は受けられませんでしたが、彼女の行動と考え方は、ガンジー、マーティン・ルーサー・キング、アウンサンスーチー(ミャンマー)などのような歴史の中に入るでしょう。

今回、彼女が国連で演説した一部分だけをちょっと紹介したいと思います。
「・・・・・タリバンはわたしを絶対に黙らせることがありませんし、私の夢を殺すこともできないのです。二つの弾丸によって、私を永遠に話せないようにしようと思ったようですが、失敗しました。・・・・・・タリバンは、神様が小さな保守的な存在で、学校に通う女の子を地獄に送り込む方だと思っています。・・・・愛する兄弟姉妹の皆さん、私がここにいるのは、誰かに反対するためでもなければ、復讐するためでもありません。わたしを撃った人も憎んでいません。慈悲の心は、マホメット、イエス・キリスト、ブッダから学んだものです。間違ったものを変える精神を、マーティン・ルーサー・キング、ネルソン・マンデラ、ムハンマド・アリー・ジンナー(パキスタンという国を作った人)から、非暴力の考え方は、ガンジー、バシャ・カーン(パキスタン人非暴力の哲学者)、マザー・テレサから学んだのです。許す心は、母と父から受け継ぎました。皆が平和と愛の心を持つということは私の魂の叫びです。」

最後にマララは好きなスローガンで演説を終えました。
「一人の子供、一人の先生、一本のペン、一冊の本、それは世界を変える力があるのです。」
彼女はイスラム教の熱心な信者ですが、神の国に属してるに違いないと思います。今月初めに諸聖人の祝いをしましたが、彼女は現代に生きる、神から愛される正しい人だと確信しています。バチカン公会議が教えたように、神の国は教会よりも広いものです。マララさんは、まさに一つの良い例でしょう。

マララ・ユスフザイ
1997年7月12日パキスタンに生まれました。2012年10月9日、イスラムテロリストによって学校から帰る途中、バスの中で頭と首を銃で撃たれましたが、イギリスの病院で治療を受け、奇跡的に回復しました。少女の勇気と熱意に対して全世界の人々から賞讃の声が上がりました。

マリオ・バラーロ神父