1月 新年の初めに

皆さん、明けましておめでとうございます。聖母マリアからお生まれになった主イエスの恵みと喜びのうちにわたしたちが迎えることができた2019年が皆さんにとってよい年でありますようにお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主が御顔を向けてあなたを照らしあなたに恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けてあなたに平安を賜るように」(民数記6・24-26)。元日に、教会は、「民数記」の6章からとられた「このことば」をもって、わたしたち一人ひとりに、そして全世界のすべての人に「新年のあいさつ」をします。

新年の初めに、典礼は、「神の母聖マリア」を祝います。聖母マリアはわたしたち一人ひとりに、ご自分から「からだ」を受けられた主イエスを「平和の主」として示してくださいます。元日に、教会は、神の母聖マリアと幼いイエスにまなざしを向けながら、「世界平和の日」を記念します。全世界のすべての人に「真の平和」が与えられますように、と教会は祈り求めます。新年2019年が、すべての人にとって、平和の一年になりますように、「平和の主」に願い求めましょう。主なる神ご自身がおよそ2750年前に預言者イザヤによって語られた、「国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない」(イザヤ2・4)という「ことば」が一日も早く実現しますように、「気を落とさずに絶えず祈りましょう」(ルカ18・1参照)。

1月18日~25日、「キリスト教一致祈祷週間」が全世界で行われます。2019年の「キリスト教一致祈祷週間」のテーマは、「ただ正しいことのみを追求しなさい」(申命記16・20)です。「毎年、世界中のキリスト者は、自分たちが一致のうちに成長するよう祈り求めながら集います。腐敗や貪欲、不正により不平等と分裂が生じている世界のただ中で、わたしたちは集います。この祈りは、分断された社会の中でささげる一致した祈りです。これほど力強い祈りがあるでしょうか。しかしわたしたちキリスト者は、個人としても共同体としても、しばしば不正な行いに荷担してしまいます。それでもわたしたちは、一致のうちに正義をあかしし、この傷ついた世界をいやすキリストの恵みの道具となるよう、ともに招かれているのです。2019年のキリスト教一致祈祷週間はインドネシアのキリスト者によって準備されました。…キリストの教会は、…天の国の先触れとなるように召されています。しかし、わたしたちは分裂しているので、そうすることができません。ご自分の民に対する神の愛のしるしとなることもできません。不正義は亀裂を広げ、インドネシアの社会を引き裂きますが、教会の中でも同じように分裂を押し広げます。わたしたちは分裂の原因となる不正義を悔い改めると同時に、わたしたちをゆるし、いやしてくださるキリストの力を、キリスト者として信じています。だからこそ、キリストの十字架のもとに一つになり、不正義を無くす恵みと、分裂をもたらす罪へのあわれみを願い求めるのです」(日本キリスト教協議会・カトリック中央協議会『2019年 キリスト教一致祈祷週間』5-7頁)。