15.教会 (五) 旅する教会

第二バチカン公会議がもたらした新しい姿勢の中に、今回もう一つの特徴について簡単に考えたいと思います。
第二バチカン公会議前まで、教会がいつも強調していたのは、イエスの普遍の教えのことでした。それに従って、キリストの教えは変わらないことを、信者の頭と心に強く訴えていました。第二バチカン公会議の時、教会の教えは変わらないのですが、時代と文化によって生まれた教えと習慣もたくさん入ってきました。時代と文化が変わると、それに従って教会も信仰の紹介の仕方も変わるべきでしょう。例えば私たちは子どもの時と大人になった時、体は変わりましたが、いつも自分であるということは変わりません。それと同じように教会もキリストの教えを大事にしながら、それを裏切らないで発展させることは当然のことでしょう。第二バチカン公会議の一つの姿勢は、そのようなものでした。つまりキリストの教えを変えないで、現代人に受け入れるような形で紹介することでした。その過程によって、初めに大勢の信者は戸惑ったのですが、教会が博物館にならないために必要な作業でした。
それに従って、キリストの教えを伝えると同時に、他人から学ぶべき姿勢も必要であると強調しました。その作業によって教会自身ももっと豊かになるし、自分の使命を忠実に果たすことができるでしょう。

身体的、精神的な慈善のわざ
身体的な慈善のわざ
① 飢えている人に食べさせること②.渇いている人に飲み物を与えること
③ 着る物を持たない人に衣服を与えること ④ 宿のない人に宿を提供すること
⑤ 病者を訪問すること⑥ 受刑者を訪問すること⑦ 死者を埋葬すること
精神的な慈善のわざ
① 疑いを抱いている人に助言をすること② 無知な人を教えること ③罪びとを戒める
こと ④ 悲嘆に打ちひしがれている人を慰めること ⑤ もろもろの侮辱をゆるす事
⑥ わずらわしい人を辛抱強く耐え忍ぶこと ⑦生者と死者のために神に祈ること