24.パウロ (4) 異邦人と律法の問題

第一の伝道旅行から帰ってきた後、教会において一つの大きな問題が起こりました。
キリストを信じたユダヤ人でない人は、モーゼの律法を守るべきかどうかという問題でした。多くのキリスト信者はユダヤ人だったので、彼らが長い間待ち望んでいた救い主はイエスだと信じていたので、本当のユダヤ教はイエスによるものだと思って、キリストを信じる異邦人もユダヤ教つまりモーゼの律法を受け入れるべきと思っていました。これに対してパウロは猛烈に反対しました。私たちが救われるのはキリストによってなので、モーゼの律法は異邦人にとって関係がないと訴えました。その問題を解決するために教会ははっきりした態度を示すべきだったので、エルサレムに教会の主な人々が集って、議論の末に決めました。やはり異邦人にユダヤ人の律法〈=文化〉を押しつけることは必要ないという結論でしたが、ユダヤ人の気持ちを汲んでちょっと妥協したのは次のようなことでした。“偶像に備えたものとみだらな行いとしめ殺した動物の肉と血とを避けるようにしなさい”(使徒行録15章20節)
そのようなことでキリスト信者になったダヤ人たちは納得したわけではありませんでしたが、教会としての方針ははっきりされたのです。