サンチャゴ・デ・コンポ・ステーラ 大聖堂(スペイン)

キリスト教三大巡礼地の一つです。スペインで宣教したとされている12使徒の一人、聖ヤコブはイスラエルで殉教しました。その遺骸が弟子たちによって船で運ばれこの地の海岸にたどり着き、ここに埋葬されたと伝えられています。9世紀頃羊飼いが星の導きによってこの地の墓を発見し、ここに聖堂が建てられることになりました。土台は12世紀頃のロマネスクですが、その上は壮麗なバロックで建てられています。全体が苔むしており所々に草も生えていてきらびやかなバロックが落ち着いて見えます。

ここはまた、フランスから始まりピレネー山脈を越える800キロの巡礼道の終点です。日に何回か捧げられるミサの最後に「ブタフメイロ」といわれる大香炉がたかれます。聖堂中を香で満たし巡礼者の汗をねぎらう意味もあるようです。巡礼者のシンボルのホタテ貝はヤコブの遺骸が運ばれて来たとき、船底にたくさんの貝が付着していたとされ、帆立貝がヤコブの象徴となったためです。