アインジーデルン修道院 Kloster Einsiedeln アインジーデルン  スイス

 

スイスのアインジーデルンはチューリヒ州と接するシュヴィーツ州の海抜880mの高地にあり、カトリック巡礼地です。ベネディクト修道会の聖マインラードがこの静かな場所を求めて835年にここにたどり着いたのが始まりと言われています。1173 年に大聖堂の建築が開始されましたが何度か消失され、18世紀に現在の大聖堂が建立されました。バロック様式、内部はピンクを中心とした大理石で豪華な装飾、天井にはフレスコ画、まさにバロックの大聖堂です。また、安置されているイエスを抱く黒いマリア像が人々の信仰を集めています。なぜ黒いのか諸説あるようですが、ケルト人の原始宗教の多産で病気に負けない強い健康な女性のシンボル像であったとの説もあります。このマリア像の豪華な衣装は20着もあり、年に10回交換されます。                                     大聖堂の裏側には修道院の建物が続き、馬まで飼育されており更にその先は美しい丘が連なりスイスの景色が広がります。また聖堂の正面広場には聖母マリアのモニュメントが噴水のようになっており、12か所から湧き水が流れ出ています。信者達はその聖水を一口ずつ口にして祈るのだそうです。

アインジーデルンはスペインのサンチャゴへのヤコブの巡礼路の拠点の一つでもあります。